2009年11月09日

11月9日のイソップ童話 片目のシカ

福娘童話集 > きょうのイソップ童話 > 11月のイソップ童話

11月9日のイソップ童話

片目のシカ

片目のシカ

♪音声配信

 片方の目しか見えないシカが、海の近くへ出て草を食べ始めました。
 シカは見える目を陸の方に、見えない目を海の方に向くようにして草を食べることにしました。
 陸は猟師が来るかもしれないので、よく見ていなければなりませんが、海の方は猟師が来ないので安心と思ったのです。
 ところが、近くを船で航海していた人たちが、海辺にいるシカを見つけて船の上からねらい打ちして、シカを殺してしまいました。
 息を引取るまぎわに、シカはつぶやきました。
「本当にわたしは運が悪い。安心だと思っていた海の方が危険だったなんて」

 このように、わたしたちの予想がはずれることはすくなくありません。
 いやだと思っていることが役に立ったり、よいと思ったことが害になる事もあるのです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 119番の日
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2009年11月08日

11月8日のイソップ童話 人間がはじめて見たラクダ

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11月8日のイソップ童話

人間がはじめて見たラクダ

人間がはじめて見たラクダ

♪音声配信

 人間は、はじめてラクダを見たとき、
「なんと、大きな動物だろう」
と、ビックリして、こわくてたまらず逃げてしまいました。
 しかし、しばらくしてラクダがおとなしい性格の動物だとわかると、思いきってそばへ寄ってみるようになりました。
 そのうちに、ラクダがちっともおこらないことがわかると、人間はすっかりラクダをバカにして、手綱をつけて、子どもにひかせるようになってしまいました。

 このお話しは、はじめはおそろしく思われたものでも、なれるとこわくなくなるということをたとえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → レントゲンの日
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2009年11月07日

11月7日のイソップ童話 サルと漁師

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11月7日のイソップ童話

サルと漁師

サルと漁師

♪音声配信

 高い木の上にいたサルが、漁師がアミを投げているのをじっと見ていました。
 漁師はアミをあげておいて、少しはなれたところで食事をしていましたので、サルは木からおりてきて、漁師と同じようにしようとしました。
 サルという動物は、すぐに人まねをする動物です。
 ところがアミの目にひっかかって逃げられなくなったので、サルはひとりごとをいいました。
「わたしがこういう目にあうのもあたりまえだ。魚をとる方法も知らないのに、どうしてこんなことをやったのだろう」

 このお話しは、がらにもないことに手を出すと、とくにならないばかりか、ひどい目にあう事をおしえています。

おしまい

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2009年11月06日

11月6日のイソップ童話 イバラを食べるロバとキツネ

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11月6日のイソップ童話

イバラを食べるロバとキツネ

イバラを食べるロバとキツネ

♪音声配信

 ロバが、トゲだらけのイバラを食べていました。
 それを見たキツネが、バカにしていいました。
「きみみたいにフニャフニャの舌をしたやつが、そんなかたいのをよく食べられるねえ」
 するとロバがいいました。
「フニャフニャの舌だからこそ、トゲがささらずに食べられるんだよ。キツネくんみたいに良く回る舌だと、すぐに血だらけだろうね」

 このキツネのようにいやみをいう人には、いやみで仕返しをしてやりましょう。

おしまい

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2009年11月05日

11月5日のイソップ童話 クジャクとツル

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11月5日のイソップ童話

クジャクとツル

クジャクとツル

♪音声配信

 クジャクがツルをバカにして、羽根の色をけなしました。
「わたしは金色の羽で、こんなにきれいだけれど、あなたときたら、つばさのどこを見てもきれいな色がぜんぜんないわね」
 するとツルは、
「でもわたしは、空の高いところまで飛んでいけるのよ。あなたなんかニワトリと同じで、地面を歩きまわるだけじゃないの」

 着かざっていても自由のない人間よりも、身なりは質素でも自由のある人間の方がよいと、このお話しはおしえています。

おしまい

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2009年11月04日

11月4日のイソップ童話 サルとイルカ

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11月4日のイソップ童話

サルとイルカ

サルとイルカ

♪音声配信

 むかしギリシャの人たちは、航海するときにマルタ犬という小型のイヌやサルをペットとして、いっしょに船にのせていました。
 さて、ある人がサルを連れて船旅をしていました。
 アッチカ地方のスーニオン岬にさしかかると、はげしい嵐になり、船はてんぷくして、のっていた人たちは泳いで逃げました。
 サルも人間のまねをして逃げました。
 一匹のイルカがそれを見て、人間かと思って助けにいきました。
 サルのからだの下にもぐって、背中にのせて陸まではこんでやろうとしたのです。
 イルカはこうして、ピレウスの港のそばまで来ました。
 ピレウスは、アテネの町に近い港です。
 イルカはサルに、
「あなたはアテネに住んでいるのですか?」
と、聞きました。
「ああ、そうだよ。だからアテネの町の有力者にも親せきが何人もいるんだ」
「それでは、ピレウスもよく知っていますか?」
 サルは、ピレウスというのは人の名まえだと思ったので、
「ああ、よく知っている。あいつはぼくの親友だよ」
と、とくいそうにいいました。
 イルカは、こんなバカなほらふきを助ける気がしなくなったので、わざと海に深くもぐって、サルをおぼれさせてしまいました。

 このお話しは、本当のことは知らないくせに、他人にほらを吹いて本当だと思わせようとする人を、いましめています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

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2009年11月03日

11月3日のイソップ童話 ハイエナとキツネ

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11月3日のイソップ童話

ハイエナとキツネ

ハイエナとキツネ

♪音声配信

 ハイエナは、一年おきにメスになったりオスになったりする動物だといわれています。
 あるとき、メスのハイエナがキツネに、
「わたしはあなたと友だちになりたいのに、どうしてつめたくするの?」
と、うらめしそうにいいますと、キツネは、
「ぼくをうらむのはまちがいだよ。きみがメスになったりオスになったりするからいけないんだ。だって、ぼくはきみが女友だちか、男友だちか、わからないんだもの」

 このお話しは、性格や意見がコロコロ変わる人とは、付き合わないほうがいいと教えています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

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きょうの誕生花 → きく
きょうの誕生日 → 1975年 原口あきまさ(タレント)


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2009年11月02日

11月2日のイソップ童話 モグラの親子

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11月2日のイソップ童話

モグラの親子

モグラの親子

♪音声配信

 モグラは目の見えない動物ですが、あるモグラが母親に、
「お母さん、ぼくはなんでもはっきり見えますよ」
と、いいました。
 母親モグラはためしに、お香の粒を出して、
「これは、なにかい?」
「石ころです」
 母親は、あきれていいました。
「やれやれ、おまえは目が見えないだけではなく、鼻まできかないのだね」

 このように、ほらふきはちょっとためされれば、たちまちボロを出してしまうものです。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

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2009年11月01日

11月1日のイソップ童話 病気のカラス

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11月1日のイソップ童話

病気のカラス

病気のカラス

♪音声配信

 病気になったカラスが、お母さんにいいました。
「母さん、泣いてばかりいないで、神さまにおいのりしてよ」
 すると、お母さんカラスがいいました。
「おまえをかわいそうだと思ってくれる神さまがどこにいるというのかい。おまえがおそなえものをぬすまなかった神さまは、一人もいないじゃないか」

 このお話しは、ふだんからたくさんの敵をつくっている人は、こまったときにだれも助けてくれないことをおしえています。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

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きょうの誕生日 → 1983年 小倉優子(タレント)


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きょうのイソップ童話 → 病気のカラス
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2009年10月31日

10月31日のイソップ童話 ライオンとワシ

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10月31日のイソップ童話

ライオンとワシ

ライオンとワシ

♪音声配信

 ワシがライオンのところに飛んできて、なかまになりたいといいました。
 するとライオンは、いいました。
「それはいっこうさしつかえありません。しかし、あなたが約束をやぶらないしるしに、そのつばさにある長い羽をわたしにあずけませんか。地面の上にいてくれなければ、どうして信用のできる友だちになれましょう」
「わかりました、そうしましょう」
 ワシがライオンに自分の羽をぬいてさしだしたとたん、ライオンはとべないワシをおそって食べてしまいました。

 まだ友だちになっていない人を、むやみに信用してはいけません。

おしまい

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → ハロウィン
きょうの誕生花 → まゆみ
きょうの誕生日 → 1967年 江戸家まねき猫(声帯模写)


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きょうの世界昔話 → しあわせの王子
きょうの日本民話 → 幽霊の足あと
きょうのイソップ童話 → ライオンとワシ
きょうの江戸小話 → いたみどめ

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